カウンターが…

2003年11月28日
 最近、働き蜂のように働いて、日記をサボってしまっているのに、カウンターが回ってる…。

 ありがたいなー

と本当に思う。
 最近仕事で、久しぶりに、本当に嫌な事があって、ちょっと怒り気味だったので、ちょっとうれしくなってしまった。

 だって、ブッシュ大統領が来てるんだもん。
小心者の私は、テロが怖いのです。
いくら5000人の警官が警備してるからって、
どうやって、このいいかげんな国の警備を、
信用すればいいのだろう?

 いいかげんといえば、先週、リージェントストリートで、クリスマスイルミネーションの点灯式があったんだけれど…。

なんと失敗したのだ

それも3回もトライして。

 日本じゃありえない!道も通行止めにし、アイドル(?)まで呼んでやったのに。点かないとはどういうことだ?!

 そういえば、ロンドンアイ(観覧車)を立ち上げるときも失敗してたっけ…。そうだ今に始まったことじゃないんだ!

 開き直って、明日も出勤です。と言ってはみるものの。怖いものは怖いのだ。お店セントラルだしね。ただ、ただ、ブッシュが予定はやめて帰ってくれることを祈るだけです。


まりもさん、あひるさん、登録ありがとうございます。
 クリスマス前で、辞めてしまうスタッフがかなりいて、シフトの調整に大苦戦です。いくら本社に言っても、かるーく考えているみたいで、流されてしまう。来月EXTRAで働かないためにも、人を確保せねば!!
 
 そして、先日、ヘルプに入った別の支店で、りほ子ちゃんの、鬱モードに呑まれそうになる。彼女は、トータルで在英暦6年になるのだが、今更になって、「イギリスのすべてが嫌いだ」状態になってしまっている。

 もーそんなに嫌いなら、一度日本に帰りなさい!

 私も在英暦長くなって、イギリスの嫌なとこも、良いとこも、いっぱい見てきたけど、嫌いになったことはないので、嫌いだと言いながら、イギリスに居ようとする日本人がちょっと理解できないのだ。まぁ、人それぞれだから、理解できないところがあっても、しょうがないのかな。

 そんなこんな、話をしているうちに、お客様が...違った!訪問者が!

 黒人女性、40歳ぐらい、体型はプチ小錦、服装は、薄汚れたTシャツにスカート、それに外だというのに、室内用スリッパ。圧倒される私とりほ子ちゃん。

訪問者「私、体調悪いの。私、病気なの。ブリクストンに行きたいからタクシーよんでくれない?」

私は、目でりほ子ちゃんにNO!のサイン。

りほ子「タクシーなら、前の道からいくらでも拾えるから、自分で見つけて下さい。」

 この繰り返しを、3回ほど繰り返したところで、訪問者が出口へと動き出した!素直に帰るのかと思いきや、ドアまでもう少しと言うところで、立ち止まってしまった。

訪問者「えーん、えーん。私、病気だって言ったのにー。体調悪いって言ったのにー。」

 嘘泣きかよ!!!!!

 この歳になって、初めて大人の嘘泣きを見た気がする。

 私「ごめん、りほ子ちゃん。ドア空てあげてくれる?」

 ドアを開けてもらうと、素直に出て行く訪問者。行く先は、隣のお店でした(笑)
 お店は休みだが、売上のデータベースを作んなきゃいけないので、朝からPCの前で遊んでます。

 毎朝、日課になっている日記チェックをしていると、〇嬢の日記がなくなってる!昨日の日記、なんだか、イタイタしかったもんなぁ。

 やっぱり出る釘は。打たれてしまうのかしら?人とちょっと違うことしてる、ちょっと人気があるって言うだけで…。なんだか切ないなぁー。〇嬢は、そういう周りの雑音を受け止める許容量を超えてしまったのかも。
 
 私も、イギリス人の婚約者(恋人)がいるって言うだけで、

「もてない日本人がもてない外国人をつかまえた」
「ビザの為でしょ(ペーパーマリッジ)。」
「貢いでるんでしょ。」
 
 みたいな言い方されるので、もぉーのすごーく、否定したくなるけど、最近は否定する元気もなくなった。なんとでも思ってくれって感じです。わかってくれる人は、わかってくれるって今は思えるけど、昔はちょっと痛かった。

 やっぱり、他人の不幸は蜜の味なんですかね。ただ、幸せになりたいのです。自分の人生、後悔したくないのです。はっきりってそれだけです。

 陰で、なにを言われようとかまわないけど、私に伝えなくてもいいことを、わざわざ言ってくれる人もいる。私に怒ってほしいのかなぁ。怒るってかなりエネルギー使うんで、最近怒らなくなったんだけど(年とっただけ?)、前より楽になったと思う。何が?って言われたら、うまく説明つかないが、自分に余裕が出てきたということなのかな。

 うーん、今日は、かなり取り留めのない日記になってしまった。読んでくださった皆さん、ありがとうございます(笑)。
 

魔のプレゼント選び

2003年11月11日
 ロンドンでは、もうそろそろクリスマスショッピングが本格的に始まろうとしております。去年のことを、思い出すだけでも気が重くなる。信じられないくらい忙しいのです。まぁ、それはまた良いのですが、その後の返品、交換、そしていちゃもんをつけに来るお客様。

 プレゼントだろうが!黙って受け取れ!

 と、言いたいのを我慢して、笑顔で接客です。でもたまに、

 そんなの貰ってしまったの!?

って言う人も来ます。(売ったのは、私たちなんですが)特に男性人、プレゼント選びには、気をつけましょう。

 今日は、交換したいと、カップルお二人そろってお目見えです。彼がプレゼントした指輪が、好みじゃなかったようです。先週買ったものだし、ギャランティーカードもあるんで、交換は問題ありません。

 が、、、彼女、彼の薦める指輪全部が気に入らない様子。そして、彼も、彼女が興味を示している指輪は、あまり好きじゃないみたいです。
 
 喧嘩しているのではないのですが、あんまりにも好みが違ってて、いっこうに決まりません。30分ほど悩んだ結果、彼女の独断と偏見で、交換する指輪が決まりました。そして、差額分をレジで彼が支払っているとき、彼女が言いました。

「今度、プレゼント買うときは、あなたの嫌いなものを選んでね。」

 男はつらいねー。と、心の中で彼に同情。イギリスでは、結構多いんですよ。プレゼントの交換。交換だけならまだいいのですが、返品となると、贈った人のことも考えんかぁー!と、日本人の私は思ってしまうのですが、皆さんしたことあります?私はないですけど、マックがプレゼントくれたときに、

嫌いなら交換できるよ

と、言ってましたねーそういえば。せっかく選んでくれたものを交換だ何て、なんか味気ない気がするのは、私だけでしょうか?? だったら最初から、現金でください!

遊んでました。

2003年11月10日
 先週日本からの遊びにきていたY嬢と、ひたすら遊んでました。
 
 本当に楽しかった、ロンドンのきたころを思い出して、ひたすら観光です。タワーブリッジ(有名な開閉する橋)に行こうとして、ロンドンブリッジ(普通の橋)に連れて行ってしまったり。ロンドンの有名な橋=ロンドン橋!と思い込んでたようです。お恥ずかしい。
 
 ロンドンブリッジに到着して見えるは、はるか向こうのタワーブリッジ。笑うしかないですね。
 
 私もかなりボケてたけど、Y嬢は、もっと手ごわかった。Mamma Miaを見に行ったんだけど、始まる直前まで、ABBAのサクセスストーリーだと思っていたらしい。
 
 では、明日からは、また真面目に(?)日記を書いていきます。

れい子様と若者様

2003年10月30日
私の支店には、もう一人の日本人女性が働いています。名前は、れいこ。在英20年の、エレガントな日本人です。話を聞くとどうやら、地方の良家のお嬢様で、言葉使いもすごく丁寧で、面倒見も良い人なんです。

 が、最近の言葉使いのなってない若者には、ちょっと厳しいのです。

 今日の餌食=20歳ぐらいのの日本人女性ふたり

れい子「いらっしゃいませ。何かご覧に入れましょうか?」

若者「りんご、りんご」

 どうやら、最近雑誌で紹介されていた、ペンダントのことのようです。

れい子「私どもでは、りんごは扱っておりませんが、りんごのペンダントならございます。」

若者「……ねこ、ねこ。」

 やっぱりペンダントのことのようです。

れい子「私どもでは、ネコは飼っておりませんが、ネコのペンダントならございますよ。」

若者「…………」

れい子「何かご覧に入れましょうか?」

若者「…………ペンダント見せてください。」

 私は、必死で笑いをこらえてるのに、真顔で対応するれい子様。あっぱれ!

 そういえば、国際線の客室乗務員をしている友達も、修学旅行の高校生に、

「コーラ」(コーラをくれという意味です。)

と言われたとき、カチンときて、

「コーラがどうかなさいましたか?」

と、聞き返したそうだ。
うーん、気持ちは良くわかる。しかし、二十歳ぐらいの子を、若者と呼んでしまう自分に、歳を感じている今日この頃です。

嬉しい休日!

2003年10月29日
 久々の平日の休日。ということで、まよ様の家に、私が使ってたノートパソコン(マック(婚約者)にメンテナンスしてもらった)をあげるために、遊びに行ってきました。
 
 なんと、まよ様と旦那様は、パソコン初体験!かぁ−なり頑張って教えました(笑)。そのかいもあって、夕方には、何とか自分達で、メールとインターネットで遊べるぐらいになりました。

 そして、日本人の彼女や、奥さんがいるイギリス人の男性って、ぜー−−−ったい、甘やかされてる。と盛り上がる、私とまよ様。そして、とてもアナタは、ラッキーなんだぞ、と旦那に教え込む(笑)。後で、うちの奴にも言っとかなきゃ。

 仕事が終わって、迎えにきてくれたマックと、4人でタイレストランへ。人見知りの激しいマックは、ちょっと緊張してたけど、それにしても美味しかった。
 
 最近休日は、家事とDIYに追われてたから、かなり充実したお休みでした。明日からまた仕事…。がんばります!
 早速、お客様に受話器を渡すと、ふたりとも戦闘態勢です。

まよ様(以下ま)「不良品以外返品は、受け付けないと、レシートの書いてあると思いますが。」

客「そんなこと言ったて、こんなもの持ってても付けないのよ!」

ま「お言葉ではございますが、昨日、私、その場におりましたが、私どもはお客様に、無理やり買わせたわけではございませんよね。その品がおきに召さないのなら、バウチャーとお取替えはできますが、いかがでしょう?」

客「バウチャーもらっても、私、旅行者だから使う時間がないのよね。」

旅行者だぁー!?さっきは旅行にいくって言ってじゃないかー!

ま「何を、おっしゃってるんですかお客様、イギリスにお住まいなんですよね。」

口調はかなり怖くなってます。

客「住んでないわよ。旅行中なのよ!」

ま「嘘をつかれては、困ります。だって、郵便局の制服着てたじゃありませんか。イギリス政府がどんなにいいかげんでも、旅行者を雇ったりいたしませんわよ。」

客「何でそんなことあんたにわかるのよ!」

ま「(無視して)YOU DO LIVE IN LONDON!」

客「(しばし沈黙)…。明日から旅行なのよ。3ヶ月は帰って来ないからバウチャーの有効期限が切れてしまうじゃない!」

ま「それでは、お客様には特別に、無期限のバウチャーを差し上げましょう! お客様にだけ特別ですよぉー!お客様だけ♪」

なんだか、呪いをかけているような雰囲気です。まぁ、実際、無期限のバウチャーはあるんですよ。遠方に住んでる方のためなどに。

 そして呪いをかけられた、黒人のおばちゃん。観念したかのように、静かにバウチャーを受け取って帰りました。めでたし、めでたし。

今日もありがと!まよ様!

 基本的に、うちのお店は返品をしないんです。もちろん、不良品などは喜んで返金しますけどね。それ以外は、他の商品と交換か、バウチャーと交換になります。そしてそのバウチャーは、3ヶ月間有効、うちのお店の系列でしか使えないのです。何だそのポリシーは!と思う方もいると思うますが、こうでもしないと、返品魔の多いイギリスでは、やっていけないんです。
 みんな結構平気で、一回着た服や靴を返品してくるんです。もっと腹が立つのは、わざとやる奴らです。パーティ−の為に買って、終わったら返せばいいと思っている人たちです。
 今日もやってきました、そんなおば様。郵便局の制服を着てらっしゃいます。

「昨日、隣の支店で買ったブレスレット返品したいんだけど。」

不良品でしたか?

「好きじゃないのよ。」

ご自分で買われたんですよね。

「そうよ。」

 そして沈黙…。そして丁寧に、うちのカンパニーポリシーをお伝えする。そしてやっぱり逆切れされる(笑)。最近はなれたけど、黒人のおばちゃんに、捲くし立てられると怖いのよね。
 彼女の言い分は、買ったとき返品できると言われたと言うもの。その隣の支店は歩いて15分ぐらいのところにあるので、うちではどうあがいても返品は受けられないんで、その支店に直接行ってみてはどうかとお伝えしたところ。

「仕事中で、時間がないのよ。」

 それでは、隣の支店に電話してみましょう。
しかし運悪く、売り場の人間(マネージャーも含む)達は、みんな手がふさがっているとのこと、手が空き次第、折り返し電話をしてくれるそうです。
 15分後、まだ電話がありません。直接行ったほうが早いと思いますけど…

「仕事中で、時間がないのよ。」

 何なら、結果をあなたの携帯に私から電話して、教えて差し上げましょうか?

「明日から、旅行なのよ。3ヶ月間。」

 そうきたか、そんな事今まで一言も行ってなかったじゃん!でも、こんな言い訳何十回も聞いてるので、飽き飽きです。

さらに十五分後。

 運良く、マネージャーの、まよ様が電話を返してくれました!彼女は、情に弱いが、客には強いのです。彼女に、事の成り行きを説明すると、その人の事を覚えているから電話にだしなさいとの指示。

PART2へ、つづく

 イギリスで生活を始めて、5年目になりました。
日本にいたときにはわからなかった、日本のよさを再確認する毎日なんですが、未だに理解できない「日本人様」の行動を、目のあたりにする毎日なのです。

 ここで、「日本人様」と呼ばれる人たちは、「ちょっと…」と思われる行動をとる、日本人のお客様のことです。もちろん全員じゃないですよ。

 今日もやってまいりました!日本人様!
それも閉店間際、ミリーがまさに今ドアを閉めようとしているその時です。イギリスでは、日本みたいに「お客様は神様です」なんて言う考えは存在しないので、私が笑顔で、もう閉店の時間だということを告げます。
 普通なら、「そうですか」といって引き下がるお客様が多いのだが、今日は違った。
返ってきた答えは、「じゃあちょっと見るだけ」。見るだけなら帰ってくれよと、心の中で叫びながら、どうぞと笑顔で答え、笑顔とは裏腹に、店内音楽を消し、退店を促します。
 そして5分後…。どうやら出て行くようです。

「日本だったら、絶対、もう閉店だ何ていわれないよねー。そんな事言われたら、ゆっくり見れないジャン。」

と、捨てぜりふを吐きながら…。
 ここは日本じゃないんです、そして私の働いてるお店は、日本の会社でもありません。ゆっくり見て欲しくもありません。早く家に帰りたいのです。
私が日本人だというだけで、なぜ彼女達は日本を求めてしまうのでしょうか?
 いっしょに働いていた、ミリー(ブルガリア人)と、アナ(イギリス人)に繊細を話したところ、「理解不可能だわ」といっておりました。

あぁー、今日は結構いいお客さんが多くて、楽しく1日が終わりそうだったのに、最後に、なんだか嫌な気分です。

それでも日本が大好きです(笑)

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